2015年12月

諜報活動 わかりやすい解説…オシント、シギントetc. サラート永山

たくさんある諜報活動を種類別にわかりやすく解説します。


■ 諜報活動( Intelligence assessment)とは


国家の安全保障の観点から情報を収集する活動を言います。

どこの国でも、やってることです。

国際的には、インテリジェンスと言います。

それぞれの国の情報機関によって行われます。

自分たちの国から見て外国の、要は外側の国の、軍事・政治・経済に関する情報収集をします。

秘密・非合法的手段による情報収集は、スパイ活動と言います。

また暗号の開発や読解(開錠)などに国家の最高レベルの知性が投入されることも多いです。

第二次世界大戦におけるアメリカが持つ対数表の精度は世界最高水準であり、これが射撃精度や原子爆弾製造(マンハッタン計画)に影響を与えました。

またエニグマなどの暗号解析技術には当時の世界で第一級の知性が投入されています。


■ エグニマとは

第二次世界大戦のときに、ナチス・ドイツが用いていたものです。

ローター式暗号機のことです。

型は、たくさんあります。

その暗号機の暗号も広義にはエニグマです。

秘密・非合法な情報収集を防ぐ防諜や、暗殺・破壊活動などの謀略活動などは「諜報」とは分けて考えます。


……………………………………

■ 諜報活動の分類

覚え方のコツですが、ほとんどすべてが「○○ント」となります。

頭に持ってくる文字を、意味づけして覚えるとベストだと思います。

例えば、人から情報を得るのは、ヒューミントなのでヒューマンの「ヒュー」だけ覚えておくと、覚えやすいです。


●オシント(OSINT:Open source intelligence)

新聞・雑誌・テレビ・インターネットなどのメディアを継続的にチェックした手法です。

各国の情報機関は、諜報活動の9割以上はオシントです。


●ヒューミント(HUMINT:Human intelligence)

人間を介した情報収集の方法です。

有識者から話を聞いたり、重要な情報に接触できる人間を協力者にします。


● イミント(IMINT:Imagery intelligence)

「偵察衛星や偵察機によって撮影された画像を継続的に分析する事で情報を得る手法です。


●フォトミント

写真撮影による情報収集です。


●シギント(SIGINT:Signals intelligence)

通信や電子信号を傍受する事で情報を得る方法です。

日本軍では「特殊情報」と呼ばれました。

電話、無線、インターネットなどの傍受があります。


●エリント(ELINT:Electronic intelligence)

レーダーなどから放射された信号を傍受します。


● アシント(ACINT:Acoustic intelligence)

水中に設置したセンサーやソナーなどを使って潜水艦などが発する音を収集します。


● フィシント(FISINT:Foreign instrumentation signals intelligence)

テレメトリー、ビーコン信号等からの情報収集を行います。


※ 他に、通信傍受とは違いますが、郵便を検閲するのも情報収集の手段になります。


画像は、第二次世界大戦のときに、ナチス・ドイツが使っていたエグニマです。


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粛清(しゅくせい)とは…わかりやすい説明!中国にも深い関係が


■ 粛清(しゅくせい)とは

政党や政治結社における話になります。

政策上の対立を内部論争による解決や政治的な妥協で収拾するのではなく、次のような方法を選ぶことです。

一方が、他方を組織から排除します。

政治的に抹殺します。

組織を、根本的にきれいに純化しようとする方法のことです。


……………………………………


■ ボクのコメント

粛清を、処刑と勘違いする人もいると思います。

処刑して排除ではなく、組織から退場してくれ!という形の排除です。

中国では、昔から粛清により国が形成されて来ました。

今後も、粛清はずっと続くと思われます。

今まで、中国の粛清には、毛沢東をはじめ、たくさんの政治家が関わっています。

中国の歴史、政治を語るには、粛清の実話なしでは語れません。

今後、中国に関して、全般的に報道して行く予定です。

そのためには、粛清の説明も必要です。

そのような理由があり、粛清について基本情報をご説明しました。

粛清という言葉は、処刑に近い、怖いイメージです。

が、政党などの内部をきれいに浄化する目的です。

怖い、汚い不要な悪玉菌を取り除く作業なのです。

薬に例えると、ばい菌を殺す抗生物質に似てると捉えて頂くと適切だと思います。

中国の習近平氏も、ニッコリと微笑んで「その通りだ!」と言ってくれると思います。

AIIB( アジアインフラ投資銀行)とは 「基本情報」をわかりやすく

AIIBとは何か?について、一番最初に把握したい「基本情報」をわかりやすく説明します。

【AIIB( アジアインフラ投資銀行)とは】
   
まずは「基本情報」から



●火付け役は誰?

中国です。

中国が、意見・主張などをとなえ発表しています。


●いつまで、やるものなの?

2015年12月末までです。


●本部はどこ?

北京です。


●目的は?

アジアのインフラ (産業や生活の基盤) の需要に対応することです。


●いつ設立した?

2014年10月に、設立覚書というのがあり、次の国が調印しています。

※調印とは、条約の文書などに双方の代表が署名して印を押すことです。

中国、インド、東南アジアなどの21カ国。

その後、英国やドイツなども参加を表明。

これまでに48カ国・地域が創立メンバーに手を挙げています。

日本は参加してません。


●法定資本金はいくら?

1千億ドル(約12兆円)です。


●出資比率は、どのように決まるの?

各国の経済規模などをもとに話し合い、決まります。


【サラート永山から皆様にお知らせ】

このAIIB( アジアインフラ投資銀行)にまつわる情報は、複雑化しています。

今、中国を中心とした AIIB( アジアインフラ投資銀行)に関する勉強をしています。

中国、日本、アメリカが、からんだ全体の流れ、物語について、どこよりもわかりやすく説明した記事を執筆する予定です。

今、記事の企画段階です。

まずは、「基本情報」から説明させて頂きました。

全体の流れ、物語の記事は、もうしばらくお待ちくださいませ!


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